ファームジョブに行く前は期待値高し!
オーストラリアにワーキングホリデービザで2年間滞在しようと決めた私は、早々にセカンドビザを取りにいく為にファームを探していました。2014年6月の終わりの頃のお話です。(オーストラリアに入国したのは2014年5月)
シドニー到着して、ホテルからシェアハウスに移動して、たまたま入居したハウスがチリ人、コロンビア人、フランス、韓国、と日本人がいない環境で毎日パーティーみたいで楽しいハウスでした。
その時、シェアメイトから2年目のビザがあるという事を聞いて「こいつそんな意味不明なこと言って、何がしたいんやろ?」と完全に信用していませんでしたし、そんな素晴らしいシステムがあることを本当に知らなかった。調べてみると本間にワーキングホリデーの2ndビザがあったので、早速取りに行く準備を始めたのでした。(シドニーも徐々に寒くなっていってたし)
その時は、日豪プレスかJams.tvでの広告を見て問い合わせをしたと思います。
ファーム求人の広告内容は確かこんな感じ
- ズッキーニのピッキング
- 週600$〜
- ベストピッカーは週800$くらい稼げます。
- ヨーロピアンが多いので、英語の勉強にも最適です
- セカンドVISAも支給します
- 場所はクイーンズランドのバンダバーグ
こんな広告文書いてたら、絶対飛びつくでしょう。そう、私もその飛びついた1人。今思い返すと、全てが嘘でした(泣)
バンダバーグはファームのメッカと言われる地域
ファームのメッカ、ファーム王国などと言われるバンダバーグですが、それと同時に悪名高いバンダバーグであることでもご存じの方は多いのではないでしょうか?では、なぜそもそもバンダバーグがファームのメッカと呼ばれるようになったのでしょうか?
実は、バンダバーグはオーストラリア最大のトマトの生産地であり、その他にもパプリカやズッキーニ、ポテト、ライチ、イチゴなどあらゆる作物が年間を通して栽培されているため、仕事の供給量が他の地域に比べて多いことから、オーストラリア全土からセカンドビザ取得目的のワーホリが集まってくるからなのです!
人が集まれば集まるほど、それだけいい噂と一緒に悪い噂も多くなる訳ですね。バンダバーグという地区の中でも沢山のファームがあり、仕事内容も給与携帯もファームによりけりなので、人(ファームのオーナー)によりけりだとは思いますが、私の経験をぜひ皆さまにもお伝えしておきたいと思います。
何も知らずに胸を膨らませながらバンダバーグへ
2014年7月5日にバンダバーグに到着しました。シドニーからブリスベンに飛び、ブリスベンからバンダバーグまでは電車で向かいました。(シドニーからバンダバーグへの行き方)バンダバーグ駅までファームの方にピックアップに来てもらっていたので、バンダバーグ駅から入居するハウスまでは送迎してくれました!
あまり英語が堪能でない台湾人の女性?男性?みたいな女性が私をピックアップしにきました。そのまま、言われるがままにシェアハウスへ直行しました。家に着くと、家賃は130$/週だから2週間分のレント(家賃)と2週間分のボンド(敷金みたいなもの)を払ってと言われ、何も分からず520$払いました。
そして家の中に入ると、そこは・・・・・小さい中国でした・・・(最初の印象)
実際は香港人、台湾人とマンダリンが話せるベトナム人の集団に、私日本人1人。でも、みんな仲良くしてくれたから、居心地は良かった。
「明日から仕事あるからー」と告げられて、とりあえず旅の疲れもあって早めに寝ることに!「これが出稼ぎ労働者の気分かー」とそんな気分を満喫しました。次に日から、経験した事もない地獄を味わう事も知らずに・・・
「ズッキーニとか楽勝で取りまくったんねん!」「どんなヤツがベストピッカーなんやろ?初日で抜いたろ!」とか考えながな、眠りに落ちていきました。
絶望のバンダバーグ生活がスタートしてしまいました。
朝から大人数でファームに行き、それぞれ畑の1ロードをもらい。ズッキーニを取り始めました。
1バケツ満タンにして2.5$。完全歩合制。とりあえず1時間で15箱くらいを目標で行こう!!
そんな意気込みで初日スタートしました。
初日。8時間の労働。
バケツ8箱。
はにゃ??????????????
8時間働いて8バケツ???
8バケツ=20$???
これ・・・・・大丈夫?
本日で5日目のファーム仕事を終えましたが、今まで味わった事の無い疲労感と精神的に困憊しています。
ズッキーニとか見た事も食べた事も無いし、こんなにハズレくじを引いた事によって、予想もしない出来事が多発している次第です。5日経った今となっては、ズッキーニ大っ嫌いです(泣き言)
こんな過酷な肉体労働は初めてです。高校生の時に引っ越しのバイトをしてましたが、その時の方がいくらか楽です。
ズッキーニの収穫作業は?というと
ズッキーニって地面になってるので、収穫作業で腰が破壊されます。
重いバケツ(10kg〜くらい)を移動させながら作業するのでバケツの上げ下げ、ズッキーニのピッキングと葉のトゲトゲで肌荒れる。
しかも、時期によってはほぼゴミみたいなズッキーニしかない中、その中でも綺麗なズッキーニを見つけ出して集めて、1バケツを作るので、全然バケツ数を作る事ができずに、1時間で1バケツ作れない事もあります。1時間真面目に仕事して、2.5$以下です。
でも目的は2年目のビザを取得するために88日間のファーム労働を終えないと2年目のオーストラリア滞在できない。そのことで1日自分を奮い立たせていました。ボランティアみたいなもんです。「オーストラリア政府は頭いいな〜こんな仕事オーストラリア人がするわけがない」仕事中にいろんなことを考えていました。
給与形態について
先ほども述べましたが、1バケツ2.5$です。3日目、4日目と慣れてきた私は1日アベレージで20〜30バケツ取ってます。60〜75ドル/1日です。。。ははは。笑うしかない。奴隷みたい。。。資本は体。
とは言っても我はセカンドビザが目的なのよ
別に稼ぎにファーム来てるわけじゃないので、赤字にならなければ良し!なのよ。こんな感じで負けてたまるか!とりあえず、ベストピッカーにならないとこの仕事は辞められねーな。と覚悟するのであった。
※追記:結局逃亡したw
結果、滞在から2週間でやめる事にして、そのファームでできた日本人友達3人でダーウィンのコリアンファームに逃げる事になった。(笑)記事:バンダバーグのファームは地獄で耐えれないので明日去ります
結局、ボンド(敷金)も給与も結局払ってもらえず、返してもらえず。それでもいい。とにかくそこにいるのが嫌だった。(2015年追記)
自分には辛すぎたバンダバーグのズッキーニ達
別に批判をするわけではないですが、自分には仕事の内容がきつすぎたのが事実でした。これを88日間働き続けることができるか?と自分に問うと0.1秒で「いいえ」が返ってきます。
ちなみにこのバンダバーグのファームはアリーシャというオーストラリア人が管理しています。アリーシャは私は大好きです!凄いフレンドリーだし、俺の日本と香港の法人税率の話も聞いてくれたし、下記の記事にも書いていますが最終的にベストピッカーに慣れたし、ベストピッカーに与えられる仕事効率が上がるベスト(チョッキ?)くれたし。
記事:バンダバーグのファームは地獄で耐えれないので明日去ります
(追記2015年)色んな方に話を聞くと過去はアウワリージョブ(時給制)だったみたいなので、一概に仕事の条件の事は言い切れませんが、この記事は私が経験した内容をそのまま正直にお伝えしているので、ご了承下さい。
(追記2016年)今は時給のお仕事になっているみたいですね。
メメの奴隷
俺は現在ズッキーニで1日200dollar超えしてる。肉体より根性と集中力が無いとピッカーには向かないとおもいます。
元ピッカー
Bundabergはファームによって当たりハズレ激しいからなー
Austchiliとかちゃんとした会社に行けばもっと安定すると思うよ