香港では本当に人とぶつかることが多いです。
日本に住んでいた時とは比べ物にならないくらいぶつかります。
私がよく前を見ていないのか、いえ違います。彼らに私の姿が見えていないのかもしれません。
歩道を歩いていてぶつかる原因は、基本的には下記の3つが考えられます。
- 歩道が狭い
- 前をよく見て歩いてないない
- ヤンキー的な発想を持っている
まず、「歩道が狭い」確かに細い道でも結構人が多くて身動きが取れないなんてこともありますが、それは環境的な要因なので仕方がないこととしましょう。
次に、「前をよく見て歩いてないない」香港はスマホの普及率が高いので、歩きスマホをしている人も多々散見されます。しかし、ギリギリになって彼らは、私の姿に気づいて、よけてくれますしぶつかる確率は少ないです。
問題は3つ目、「ヤンキー的な発想を持っている」これが一番多いです。本当にヤンキーだったら100歩譲って良しとします、彼らはそういう生き様をしていますし、私自身も揉め事が嫌いなので全力でよけていきます。
そうではなく、普通のおばちゃんやお姉さん、おじさんまで、「なんか忙しいから急ぐ」、歩くときは常に「最短距離」。絶対に人が来たからといって避けるという発想はありません。
コーナーを曲がるときも絶対にインコースをキープしてきます。私が極限までインのコースで入ってしまうと確実にぶつかります。
コーナリングでぶつかってしまうのもある種事故と考えられますが、一番の問題は、歩道が広く人もほとんどいないような場所で正面から仮に私とおばちゃんが対峙したとします。私が見えていないのか、それともこの道は私の最短距離だからあんたが道を譲りなさいというヤンキー的発想を持っているのか、私がよけなければ99%ぶつかります。
なぜ彼女たちとの争いを避けるには、先に相手の最短距離を予想して、その直線上からは外れてないと確実に事故ってしまうので注意が必要です。
とはいえ、ぶつかってしまったら、こちらも「キッ」と睨み返してはみるものの、広東語でまくし立てられてしまったらもう最後、何も言えないまま彼女たちは去ってしまいます。
大陸の人達
香港とはいえ、中国人の旅行客は結構見かけることが多いのですが、これまた歩道で対峙してしまうと厄介です。
彼らは香港の人とは違い、最短距離にこだわりはないのですが、「え?そっち?」と驚いてしまうほどのトリッキーなウォーキングをしています。
縦に並んで歩いていると何を思ったか突然のUターンや、広い道路での回転タックル(歩く方向が全く読めない。)など思いもよらない方向からの衝突を受けてしまいます。
これではいくら避けることに注力している私でも、こんな動き方をされたら事故を避けることができずに、悶々としてしまいます。
ちょっと仕返ししてみようものなら彼らの反応は「え?何この人大丈夫かな?」的な視線、、、何が効果的な対処法なのか全く見当がつかなくなってしまいました。
では私たちはどうするべきか
香港人と中国人の事故に対する認識の違いがあるので、対処法は変わってきます。
香港人:ぶつかることに対しての後ろめたさはあるが、「最短距離」上にいる私が悪である。
中国人:ぶつかったとそもそも思っていない節がある。
おそらくこのような認識を持っています(完全に独断と偏見ですが)。
私たちはどうすればこの事態を避けることができるでしょうか。
香港人の場合は、「もっと私の方が忙しい」という気持ちで歩いてみましょう。攻撃を持って防御とするという戦法をとれば、自ずと道はひらけてくるはずです。
中国人がそこにいた場合は、思い切って歩道を反対サイドに変えてしまいましょう。彼らの歩行パターンはよほどの熟練者でない限りつかむことはできません。もし、歩道が片方しかない場合?相手に動かれる前に先手を打ちましょう。「もっと私の方が忙しい」です。