2008年12月30日(サイパン3日目)。
ウィンチェルズで朝食をとった後、向かった先はビーチロードを挟んでウィンチェルズの斜め向かいのレンタルスクーター屋さん「アジアスクーター/カーレント」へ…
ここアジアスクーター/カーレントではスクーターを中心にハーレーダビッドソン等の大型のバイクや通常の車等をレンタル出来ます。
で、今回レンタルしたのはこいつ。
謎のメーカーの赤いスクーター
謎のメーカーの赤いスクーター
料金は
1日:車両$20 + 保険$5 + ガス$3 = $28
です。
レンタルする際にデポジットとして$20を支払い…
初めての右車線通行にビビりながら、
以下のサイパンの道路交通事情に注意を払い。

■ サイパンの道路事情等
・サイパンの道路整備状況は日本とかなり違います。路面の凹凸が多く、特に路肩を走行するのは危険です。また、アスファルト道路には珊瑚礁が混ざっている箇所も多く、雨の時などは大変滑りやすいので、速度を控え、安全運転を心がけて下さい。
・スクールバスが点滅ライトで停止している場合は、全ての車線で停止となります。
・二輪車の保険は対人・対物のみカバーとなります。

アジアスクーター/カーレントより引用

ツーリングスタート!
まずはサイパン北部を目指そうって事でビーチロードからミドルロードへ、
そしてひたすらミドルロードを北上します。
初めて走る南国の道。
スクーターなので島の匂いや風、太陽の光をダイレクトに感じる事が出来て最高です。
ただ、基本的に交通量はゼロに等しいので知らぬ間にスピードを上げてしまうので注意しながらミドルロードをひた走り。
先日サンセットビーチバーベキューに訪れたアクアリゾートクラブを通過しパームスリゾートホテル(旧日航サイパン)の先を左折。
最初の目的地に到着。
パウパウビーチ
パウパウビーチ
簡単にアクセスが出来、人気もなく綺麗なビーチだと聞いていたので訪れてみましたが…
駐車場にスクーターを停め茂みを抜けてビーチに出るとそこはもう南国の楽園。
パウパウビーチ
午前中ということもあってかもしれませんが先日訪れたマニャガハ島よりも綺麗なビーチに感じました。
視界いっぱいに広がるマリアナブルーはもう感無量。本当にサイパンに来てよかった!って思える絶景です。
パウパウビーチ
水着を持ち歩いていなかったのでしばらく波打ち際で過ごしたら次なる目的地へ出発!
パウパウビーチからマッピロードに戻ったらすぐ目の前いに在る廃墟と化したラ・フィエスタ・サン・ロケを見物。
見事なまでに廃墟化しています。まるでザナルカンドです。
以前ビーチボーイズのスペシャルでここが映った時はそれはにぎやかな雰囲気でしたが…ガラパンの街ですら寂しいんですから中心から離れたここラ・フィエスタ・サン・ロケは余計にかと…
ちょっとセンチな気分になったものの気を取り直してマッピロードほ再び北上、次なる目的地であるラストコマンドポストへ!
マリアナリゾートを超えたあたりから完全に自然!って風景に変わります。
マッピ山が近づいてきたら数分、
ラストコマンドポスト
ラストコマンドポスト
太平洋戦争、サイパン島の戦いにおいて攻めらる日本軍はどんどん北上しこの辺りが最後の戦闘地になりここラストコマンドポストが日本軍最後の司令塔になったとか。
辺りには壊れた日本軍の戦車や高射砲が残されており未だに戦争の激しさが伝わってくる気がします。
そんな中、陽気に水を販売したりアイスキャンデーを販売していたりする人がいて観光地って感じになっていて何とも…
司令塔に登ってみる
ラストコマンドポスト
確かに見晴らしがよく司令塔って感じです。奥行きはさほど無く数名程度しか過ごせない様な造りでした。
ここにいた人たちはどの様な心境で終局を迎えたのでしょう。
程無くラストコマンドポストを後にし次はバンザイクリフへ。
ラストコマンドポストよりスクーターを走らせる事数分。
バンザイクリフ
バンザイクリフ

バンザイクリフ(Banzai Cliff)は、北マリアナ諸島サイパン島最北端の岬である。正式な名前はマッピ岬。
太平洋戦争(大東亜戦争)中、日本軍司令部がサイパン島北部にあり、アメリカ軍の激しい戦闘(サイパンの戦い(1944年6月15日~同年7月9日))において、追い詰められた日本兵や民間人が、スーサイドクリフと同様にアメリカ兵からの投降勧告、説得に応じず、80m下の海に身を投じて自決した悲劇の断崖(岬)である。

ウィキペディアより引用

海のずっと向こうの母国を思ってここで人生を終えた方たちの事を思うと何とも言えない気持ちになります。
何処までも広がる水平線がより複雑な気持ちにさせてくれます。
バンザイクリフ
仮に悲しい歴史が無かったら見晴らしの良い心地よい場所だったのでしょうね。
地元ローカルの方は釣りを楽しんだりと憩いの場所でもあるようです。
しかし西海岸のビーチとは異なり何とも神秘的な青色です。
まれに上からウミガメが見えるらしいですが今回は見れませんでした。
バンザイクリフ
心の中で合掌をし、バンザイクリフを後にします。
次なる目的地はマッピ山の頂上です。
来た道を一旦ラストコマンドポスト方面へ戻り、突き当ったら右折…
山道をドンドン登っていきます。
このスクーター、意外と馬力があり二人乗りでも急な坂道をぐんぐん登っていきます。
途中
大きな牛の大群が道路で屯っていて…
大きな牛の大群
今回借りたスクーターが赤色なので追いかけられたらどうしようって恐る恐る近寄り通り抜けました。
期待はずれ?牛はこちらを見向きもしなかったですが流石サイパン。道路で牛が屯っているとは予想だにしていなかったです。
そして坂をひた登る事、約数分。
頂上に到着しました。
マッピ山頂上
マッピ山
このマッピ山頂上から切り崩したような崖は別名、スーサイドクリフといわれています。
スーサイドクリフ

スーサイドクリフ(Suicide Cliff)とは、北マリアナ諸島サイパン島北部に位置するマッピ山北面の崖を指す。太平洋戦争末期の1944年6月から7月にかけて行われたサイパンの戦いにおいて、敗色濃厚となった多数の日本兵および民間人が、アメリカ軍からの投降勧告、説得に応じず投身して自決(スーサイド:Suicideは英語で『自殺』の意味)したことからこの名前で広く知られることとなった。

ウィキペディアより引用

眼下には絶景が広がり地球が丸いって事が非常によくわかります。
こんな切りだった崖が自然に出来ただなんて自然ってすごいんだな~と感服。
スーサイドクリフ
しばらく絶景を楽しんだら。
次なる目的地に向けて登って来た道を下ります。
途中
登って来る時は気が付かなかったですが海の色が綺麗にツートンに割れているのが確認できるスポットが在りました。
マッピ山中腹からのサイパン西海岸
サイパンの海が、いかに綺麗か手に取るように解ります。自然は大事にしないといけないって不思議と感じてしまう位の絶景でした。
そんな絶景スポットを通り抜け、
ラストコマンドポストを横目にマッピロードに戻ったら次は一気にガラパン方面を目指して南下します!
マッピロード
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