香港のエレベーターは戦争です。
各フロアの人たちの機体の奪い合い、そして何人たりとも寄せ付けない開閉速度の速さ、ドアが開いた瞬間からダッシュ、香港のエレベーターでは毎日のように争いが起こっています。
どうして香港の方は、エレベーターのボタンを何度も連打するのでしょうか。
どうみても「ボタンを連打すれば早く来る」と本気で思っているようにしか感じません。
そんなわけないです。エレベーターは常に押されたボタンに対して一回しか作動しませんし、押された順番を覆すこともできません。

ドアの開閉速度

そして、ドアの開閉ボタンについてです、彼女たち(香港のおばちゃん)はドアの「閉」ボタンしか利用しません。
目的階出ない場合は、ドアが空き始めるタイミングから「閉」ボタンを連打します。

途中で空いたらどうするんだろう、、、ちょっと見てみたい気もしますが。
彼女たちには「開」を押すという概念がありません。
日本だったら、エレベーターのボタン付近に立った人は、大体の人がドアが開く時・人が降りる時には「開」ボタンを押してアシストするし、乗りたそうな人が目の前に走ってきていたら「開」ボタンでその人を救済するはずです。
しかし、彼女たちは自分が乗ったら、たとえ目の前に人がいてもボタンは「閉」だし、目的階以外でドアが開いたら「閉」なんです。
私は何度ドアの隙間からおばちゃんが「閉」を連打している姿を見たか、、、

ドアが空いたら

自分の目的階にたどり着くと、まだ完全に開ききっていないドアから猛ダッシュ。
何をそんなに急いでいるのかはわかりませんが、彼女たちにはドアの前で待っている私の姿は目に入っていません。
エレベーターが来るのを待っていただけの私はタックルをくらい、再び中にいいるおばちゃんが「閉」を連打、
エレベーターに何分たっても乗ることができません。